今回は袖ケ浦市蔵波台にある、手作りにこだわった最高の家庭料理ランチが楽しめる『cafe 心々楽』(以下 心々楽)でランチを満喫してきました。
心々楽の場所
心々楽は袖ケ浦市蔵波台が住所ですが、蔵波台の地名がピンとこない方には”長浦のマクドナルドやサイゼリヤのある平成通り沿いにある”といった方がわかりやすいかもしれませんね。
心々楽は「i・ダンススタジオ」という建物と一緒になっています。
入口が一つしかありませんので僕は最初、ダンススタジオの会員の方しか心々楽は利用できないものだと思っていました。
ネットで検索をしてみたらダンススタジオの会員ではない一般の人でも、カフェ利用できるような情報がありましたので、少しドキドキしながら行ってみました。
入口のところにはランチメニューの看板があります。
「コーヒーだけでもお気軽にどうぞ!!」と書かれていたのを見て、一般人の僕でもカフェ利用できそうだと安心しました(笑)
お店の雰囲気
店内は白を基調としていて清潔感を感じ、大きな窓からは気持ちの良い日差しが差し込んできます。
テーブルはアクリルボードが設置されていて、小さなひまわり(ルドベキアかな?)の花瓶も置いてあって癒されます。
花瓶の花や、各所に置いてある観葉植物を眺めていると、心が落ち着きます。
食事中にマスクを入れておく為の、紙で作られた袋も用意してありました。
心々楽のランチメニュー
心々楽のランチメニューは週替わりの魚料理と肉料理が一品づつあり、レギュラーメニューはハンバーグが2種類、ドライカレーがあります。
なお僕が行った時はそうめんに具材がたくさん乗った、まるで冷やし中華のそうめん版のような「ごちそうソウメン」というメニューもありました。(こちらは夏季限定だそうです)
鮭のサラサ焼き(週替わり 魚料理) |
豚しゃぶとレタスの生姜和え(週替わり 肉料理) |
ごちそうソウメン(夏期限定) |
キノコハンバーグ(和風) |
煮込みハンバーグ(洋風トマトソース) |
ドライカレー |
ランチはすべて税込み880円。
ドリンクメニュー
コーヒーは既製品ではなく、1杯づつドリップしたコーヒーを淹れてくれます。
甘味も手作りにこだわっています。
アルコールメニュー
アルコールメニューもあります。
しかしながら今は緊急事態宣言発令中なので、アルコールの提供は停止中とのことです…。
手作りでやさしい、でもしっかりとした味付けのランチ
僕はランチメニューから「鮭のサラサ焼き」をチョイス。
失礼ながら見た目は普通です。ですが食べてみると見た目の5倍ぐらいおいしい!
鮭のサラサ焼きは 人参、ねぎ、きくらげをマヨネーズで和えたものを鮭に乗せて、表面を軽く焼いています。
鮭本体もしっかりとした身で、噛むと鮭の旨みがギュっと出てきます。
上のサラサ焼きは人参やきくらげの歯応えが食欲をそそり、ご飯のおかずとしてピッタリです。
ご飯はもち麦入りのご飯ですが、もち麦が少ししか入っていないので、麦ごはんが苦手な僕でも抵抗なく食べることが出来ました。
かきたま汁も今が旬の冬瓜が入っていてトロトロでおいしい。
漬物も和食ではキュウリや大根が定番ですが、セロリやパプリカの漬物で、どこか洋風を感じる爽やかなおいしい漬物でした。
あと僕が大好きになったのが、写真右上の酢の物。
茎ワカメときくらげで出来ており、茎ワカメのやわらかい食感と、きくらげのコリコリした食感がたまりません。
デザートの手作りあんこが乗った抹茶寒天。
抹茶の寒天というのは初めて食べましたが、抹茶のほんのりとした苦みがあんこの上品な甘さを引き立ていて、面白いデザートでした。
一緒に行った妻は「豚しゃぶとレタスの生姜和え」をチョイス。
味見させてもらいましたが生姜が利いていてさっぱりとしています。
レタスにきちんと味がついているのでご飯のおかずに合うちょうど良い味付けとなっていました。
暑いこの時期には食欲そそるピッタリなランチだと思います。
あまりにおいしかったので、2日連続で行って違うメニューも食べてみました。
レギュラーメニューの「煮込みハンバーグ」をチョイス。
輪切りにされた人参と、シイタケが丸ごと一緒に煮込まれたトマトソースがハンバーグにたっぷりとかかっています。
ハンバーグもやや粗挽きのお肉感を感じる仕上がりで、トマトソースとベストマッチ。
トマトソースがおいしすぎて皿まで舐めたくなりました(笑)
妻の方は「ごちそうソウメン」をチョイス。
写真右のつゆをそうめんの方にかけて食べるスタイルです。
薬味も刻んだ大葉・ミョウガ・ねぎが付いてきて、爽やかな味変を楽しみながら食べることが出来ます。
味見させてもらいましたが、真ん中にちょこんと乗った梅肉がこれまたさっぱりとしていて、かなりおいしかった。
家でそうめん食べる時に真似しようと思います(笑)
ランチ以外のメニューもおいしい
ランチに+220円でコーヒーをつけられるみたいだったので、コーヒー好きな僕は迷わず注文。
正直、セットで+220円、単品注文でも330円なので味にはあまり期待はしていませんでした。
ですが、1杯づつハンドドリップでコーヒーを淹れてくれてるじゃないですか!
そして運ばれてきたコーヒーを飲んでみると、丁寧にハンドドリップで淹れてくれただけあって、当然おいしい。
ほどよい苦みと酸味でバランスのとれている味。食後のひとときに最適な1杯と感じました。
そして手前のミニケーキはコーヒーを注文すると一緒に付いてきます。
このミニケーキはメニューにある「ブラウニス」のミニサイズみたいです。
コーヒーだけでも安いのに、さらに手作りのチョコケーキまで。
なぜ「コーヒー注文してミニケーキまでつけるんですか?」と、コーヒーを淹れてくださったオーナーさんに聞いてみたら『コーヒーにはちょっと何かあった方がおいしいでしょ(笑』だそう。
コーヒー単品で220円(330円)でも安いというのに、ミニケーキまでついてきてサービス良すぎて申し訳なくなるレベルでした。
アイスコーヒーの方は冷やすのに時間がかかるため、あらかじめ抽出しておいたコーヒーを冷蔵庫で冷やしておいたものが提供されます。
こちらは深煎りの豆で淹れた昔ながらの苦めのコーヒーとなっています。
すっきりとしていて、後味に苦みや嫌な感じは残らず、ホットコーヒーに負けないぐらいおいしい。
そして当然ながら、こちらもミニケーキがついてきます。
氷を見てもらうと色がついているのがわかると思いますが、ごちそうソウメンのときと同じで、こちらもコーヒーで作った氷を使って味が薄まらないようにしています。
こういった細やかな心配りが素敵です。
ランチもコーヒーもおいしかったので、ついついアイスクリームぜんざいも食べちゃいました。
手作りのあんこは既製品のやたらと甘いこってりとしたような味ではなく、すっきりとした甘さ。
バニラアイスの甘さがちょうど良くて、食べ終えてもコーヒーやお茶で口をゆすぐ必要がないほどの上品な甘さにまとまっています。
チェックしておきたいポイント
駐車場あります
心々楽は平成通りから見ると駐車場が無いように見えますが、裏手にあります。
駐車場の位置はお店の裏手になるので、大通りから1本入った道にあるので、ちょっとわかりにくかもしれません。
簡単ではありますが、木更津方面から平成通りを車で走ってきた際に、近くの交差点からの説明と写真を載せておきます。
心々楽近くのサイゼリヤとスーパー尾張屋がある「蔵波小入口」交差点を、サイゼリヤとは反対側に曲がります。
曲がってすぐ(50mほど)の「K’s curry」というカレー屋さんを右折して路地に入ります。
路地に入って100mほど行くと右側に「i・ダンススタジオ & cafe心々楽」の紅白の看板が見えてきます。
駐車場内は車が10台程度停められます。
写真奥の緑の屋根が心々楽です。
スロープを昇って行くとお店の横に出ることが出来ます。
テイクアウトもやっています
心々楽はテイクアウトもやっています。
テイクアウトというとお店の料理をそのまま持ち運び容器に詰めただけのお店も多いですが、心々楽はちょっと違います。
店舗のランチメニューと名前は同じでも、テイクアウトは汁物がない代わりに煮物や卵焼きなど店舗では味わえない料理が入っています。
せっかくなのでまだ食べたことのなかったメニューの「ドライカレー」をテイクアウトしてみました。
写真とは少し違いますが、ちゃんと白ご飯もついてこれが800円(税別)です。
ドライカレーは野菜がたっぷりはいっていて具沢山。
カレーの中に野菜の旨みは感じますが野菜っぽさはほぼ感じないので、野菜嫌いなお子さんにはピッタリだと思います。
店内では味わえない野菜の煮物もやさしく味付けされており、卵焼きもふっくらとしていておいしい。
他にも鶏ひき肉に細かく刻んだ人参を混ぜて高野豆腐で挟んだ印籠煮も、ふっくらとしていて美味でした。
写真右下は水ようかんで、こちらも当然手作り。上品な甘さでGood。
コロナ禍のため店内飲食はちょっと…という方でもテイクアウトで、心々楽の真心のこもった料理を味わってみてはいかがでしょうか?
なお、テイクアウトは用意するのに少し時間がかかるそうなので、電話予約しておくと待たずに受け取れるかと思います。
まとめ
・ダンススタジオと併設されているが、スタジオ利用者じゃない一般の人でもランチが楽しめる。
・ランチメニューは基本5種類。夏期の今は加えてそうめんのメニューもある。
・見た目は普通だが、すべて手作りで丁寧につくられた料理のおいしさは抜群においしい!
・テイクアウトは同じメニューでも店内では食べられない料理が入ってこちらも絶品。
・「料理の味は作り手の心」という言葉を見事に体現している素敵なお店さん。
最後に
料理の見た目は家庭料理という感じで普通だったのですが、実際に食べてみるとめちゃくちゃおいしかったです。
普段ジャンクな食べ物ばかりの自分には、出てきた時に薄味な味付けに見えてしまい、満足できないじゃないか?と思いました。
ですが全然そんなことはなくて、しっかりとした味付けがされていました。
また量が少ないかな?とも思いましたが、材料の品数が多いせいか食べ終えてみると、ちょうど良い満足感があります。
上手く表現できませんが、味の濃い物や、量をたくさん食べてお腹を満腹にするのとは違った満腹感・満足感があります。
おそらく素材となる野菜が出来るだけ旬のものを扱っていて、かなり新鮮なものを使っているせいもあると思います。
もちろん味付けや料理をする作り手さんの料理の腕前も非常に高く、心々楽は女性の方2人が料理を作ってくれますが、料理をするのが心底お好きな方達なんだろうと感じました。
他にもごちそうソウメンの氷がつゆを凍らせたもの、アイスコーヒーもコーヒーを凍らせた氷で薄まらないようにしていたり、
ごちそうソウメンの焼豚をあえて少し温かくして脂を溶かすことで、少しでもおいしく食べられるようにと、こういった細やかな心配りが随所にみられました。
「料理の味は作り手の心」という言葉を聞いたことがありますが、心々楽はそれを見事に体現している素敵なお店さんであると感じました。
店内も感染対策がしっかりとされていますし、テイクアウト用のお弁当もありますので、気になった方は是非とも味わってみてほしいと思います。
店舗詳細
店名 | cafe 心々楽 |
住所 | 千葉県袖ケ浦市蔵波台7-14-4 |
電話 | 0438-38-6533 |
営業時間 | ランチタイム 11:30-14:00 カフェタイム 14:00-17:00 |
定休日 | 木曜日・日曜日 |
駐車場 | 店舗裏側に10台程度 |
決済方法 | 現金のみ |
お店のサイト | facebook |
備考 | テイクアウトあり、ダンススタジオ併設 |
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