今回は袖ケ浦市の山の方にある、靴を脱ぎ畳の上で絶品ランチが楽しめる古民家カフェ『旅人カフェ ぐりーちね』にお邪魔しました。
田舎のおじいちゃん家に来たような外観
ぐりーちねは袖ケ浦市右側の田舎の方、緑が多い地域にあります。
百目木公園の奥の方にある、といえば大体の位置がわかる人もいらっしゃるかもしれません。
最寄り駅は久留里線の東横田駅。とはいっても徒歩だと東横田駅から25分ほどかかるので、バイクや車で行くのが一般的かと思います。
近くまで来ると「旅人カフェ ぐりーちね」と書かれたノボリが出ています。
ノボリがある生垣(樹木の塀)が切れたところが入口になっています。
百目木公園の方から来るとぐりーちねの前は直線になっているので、ノボリが見つけやすいと思います。
ですが通り過ぎてしまうと戻るのにしばらくUターンしやすい場所がないので、この辺りの土地勘がない方は通り過ぎないよう、あらかじめカーナビに目的地設定して行くことをおすすめします。
敷地はかなり広く、田舎にある農家さんの大きな家のようなイメージ。
パッと見、アルミサッシの玄関やスロープなどそんなに古くなさそうな民家に見えますが、立派な屋根の感じや、地面と床に隙間を持たせている造りを見ると、昭和初期か中期の古民家をリノベーションさせているのではないかと思います。
和×洋なお洒落な店内
玄関を入ってまず靴を脱ぎ、奥の座敷に通されます。
この部屋を「店内」と呼んでいいのか迷うほどの、木造建築が美しい二間続きの客間(和室)のようになっています。
外食で靴を脱いで座布団に座って食事することって、最近ではめっきり少なくなったように思います。
昔からやっている定食屋とか料亭とかならまだまだ存在しますが、まさかカフェで靴を脱ぎ、座布団に座って食事したりコーヒーを飲むなんて思いもしませんでした(笑
そして棚に飾ってあるリヒトミューレやランプなど、アンティークなインテリア雑貨や小物がとにかくオシャレ。
和の部屋に掛け軸とか壺など和の物を置くのはわかるんですけど、リヒトミューレやカヌレの型など洋の物を合わせてくる素晴らしいセンス。
この美しいインテリアを眺めているだけでも、これから食すランチへの期待値がめちゃくちゃ高まります。
毎週変わるランチメニュー
ぐりーちねはメインとなるランチメニューが3種類(ときに4種類)だけです。
少ないと思われる方もいるかもしれませんが、ぐりーちねの公式SNSを見てみると、このメインのランチメニューは毎週新しいメニューに変わります。
カフェメニュー
コーヒーもメインのランチメニューに合わせて豆の種類が毎週替わります。
豆が替わっても、かならず浅煎り・中煎り・深煎りのコーヒー、カフェラテは変わらず用意されています。
コーヒーが苦手な方にも玄米黒糖ラテやレモンシロップのソーダ割り、果汁100%のフルーツジュースが用意されています。
特にレモンシロップのソーダ割りはこれからの暑い時期に、酸味と甘みでとてもリフレッシュ出来そうな最高の一杯になりそう♪
デザートメニュー
素材の良さが引き出された絶品ランチ
僕はランチメニューから「台湾風とんかつ -パイコー-」をチョイス。
パイコーは肉もやわらかく、漬けこまれた調味料の味が隠し味として感じられます。
赤いソースはホットな辛さではありますが、パイコーの良さを消さない辛さでご飯が進みます。
そして口の中に少し辛さが残ってるところに食べるピクルスがこれまたおいしくて、口の中をリセットしてくれます。
自然な甘さでマイルドな黄色いオリジナルドレッシングがかかったサラダが新鮮でこれまたおいしい!
一緒に行った妻は「愛媛産 ぶりの照り焼き」と「本日のスープ」をチョイス。
味見させてもらいましたが、ぶりの照り焼きは脂が乗っていて、照りのつけ方も絶妙なご飯が進むちょうどよい味付けになっていました。
おいしすぎて2口目行ったら、妻に「味見なのに食べ過ぎw」と怒られました(笑
スープもキャベツの甘さが引き出されやわらかく、食べ応えのある具沢山なスープでした。
量としては女性にはちょうど良いと思います。男性だとご飯大盛りにした方がいいかもしれません。
それでも食べる品目が多く、一つ一つの料理に手間暇がかかっていておいしいので、気持ち的な満足度は非常に高いです。
せっかくなのでデザートも。
チーズケーキにブルーベリーの色がきれいに出ていて見た目がとても美しい。
クランブルのサクサク感とブルーベリーの爽やかな甘味がチーズケーキと口の中で三位一体となり、食感も楽しくておいしい、ちょっと贅沢なチーズケーキ。
となりの苺と一緒に食べるとさらに酸味がプラスされて、2つのチーズケーキを味わった感覚でお得感もありました。
チェックしておきたいポイント
毎週変わるランチメニュー
ぐりーちねのランチメニューは3種類しかありません(ときに4種類)。
ぐりーちねの公式SNSを見てみると、このメインのランチメニューは毎週新しいメニューに変わります。
さらに見てみると、同じランチメニューが再度メニューに出てくる期間にバラつきがあって、中には一度きり?のメニューもあります。
食べて気に入った料理が1週間で消えてしまうという さびしさはありますが、そんな一期一会なメニューには来てくださったお客様に毎回新しい感動を与えたい、僕にはそんなオーナーさんの思いがこめられているのではないかと感じられました。
予約必須です!
ランチの時間帯はかなり混みあいます。
僕も前日に電話で予約して11時の開店に合わせて行きましたが、11:30にはすべての席が埋まっていました。
なお、他に来たお客さんもすべて予約して来たお客さんでした。
食べている最中に予約なしで来た方もいましたが、席が満席のためにお店の方が丁重にお断りをしている場面もありました。
そんな経緯もありましたので、確実にランチを楽しみたい方は前日までに電話予約をしてから行きましょう。
あまり遅いとランチメニューは品切れとなるようですので、遅めにランチを楽しもうと思っている方も電話で確認をされた方が良いと思います。
ランチの時間帯以外は比較的空いているかも?
別日にランチの時間帯を外して15時頃にぐりーちねに行ってみました。
さすがに15時ではランチメニューは品切れしてしまってましたが、カフェメニューはありましたのでコーヒーとプリンをチョイス。
ぐりーちねのコーヒー(ホット)はフレンチプレスで提供されるようです。
若いイケメンの店主の方が僕のテーブルまで持ってきてくれました。
砂時計が落ちたら飲み頃と教えてもらったので、砂時計を眺めながら待ちました。
砂時計を眺めていたらプリンも届きました。
プリンが少し固めでカラメルソースが少しほろ苦そうな、僕の大好きな見た目♪
この日はたまたま他にお客さんがいなくて貸切状態。
差し込む日の光とそよぐ風が気持ちいい中で、ゆったりとおいしいコーヒーとプリンをいただきました。
もうリラックスしすぎて、食べ終わった後に横になって昼寝したくなりました(笑
テラス席やソファー席も
ぐりーちねはテラス席とソファー席もあります。
テラス席は玄関からではなく玄関前からテラスの方へ入れるようになっています。屋外なので靴は脱ぐ必要はありません。
晴れた日はここでゆっくりとランチを楽しめます。
写真はありませんが1席だけ半個室のようになっているソファー席もあります。
腰やひざが悪かったりして、座布団に長時間座ることが難しい方にはソファー席が良いと思います。
ほうじ茶が実においしい
僕が行った時は「お冷」の代わりにあたたかいほうじ茶が出されました。
このほうじ茶がまた感動するレベルでおいしかったです。
あまりにおいしいのでお店の方に聞いてみたら、このほうじ茶は店主の方が毎朝 丁寧に淹れているそうです。
無料で出すほうじ茶にも手を抜かない、店主の”おもてなし”の心をここでも感じました。
まとめ
・古民家をリノベーションして、和と洋をうまく掛け合わせたセンスを感じる店作り。
・厳選された食材を使って作られたランチは、素材の良さが引き出されとてもおいしい。
・それだけおいしいランチが食べられるので人気がすごく、前日までの電話予約は必須!
・ティータイムの時間帯は自然を感じながらのんびり贅沢な時間を過ごせる。
さいごに
・田舎のおじいちゃん家のような場所、
・靴を脱いで畳の上でおいしい料理を食す、
・日の光や やさしくそよぐ風など自然を感じながら過ごせる空間、
ぐりーちねのどこをとってもお客様が少しでもリラックスできるようにと、細部にまで気を配った空間づくりをされていると感じました。
終始お店の方がとても丁寧に対応してくれて、帰り際も玄関にて深々と頭を下げて見送ってくれたのが印象深く、”おもてなし”の精神が本当に素晴らしかったお店さんでした。
店舗詳細
店名 | 旅人カフェぐりーちね |
住所 | 千葉県袖ケ浦市下根岸285-2 |
電話 | 0438-97-5681 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木・金 |
駐車場 | 敷地内に10台は停められると思います |
決済方法 | 現金のみ |
お店のサイト | facebook |
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